ドライバーの選び方
ゴルフの第一打目を任せられるドライバー選びは悩むことが多いと思います。ドライバーは飛距離も多いに気にするところです。
ドライバーの進化は数字でしっかり表されています。10年、20年前に比べ、格段に飛距離を伸ばすことが出来ています。力学などの科学的な要素も十分に盛り込まれており、飛距離を出すことはゴルフクラブの進化に伴い格段に上がっています。
しかし、飛距離も大事ですが、まっすぐ飛んで、自分の目指すところに飛んで始めて飛距離を気にしたいところです。当然、OB連発のドライバーでは飛距離があっても意味がありません。
ドライバーで大事なのがまずは重量と重心です。そして素材の性質と共にドライバーのヘッドのサイズが大きくなっていることは事実として知っておいたほうが良いと思います。
さらに長さや角度、その細かい刻みである豊富な種類の中から自分のスイングに合わせたクラブを探し出さなければなりません。飛距離は2の次、まずは自分のイメージする方向に飛ぶかどうかを最重要項目です。
今使用しているゴルフクラブでどのような方向、どのような距離なのかを把握して、少しでも理想の弾道を描けるように変えていくのが理想的なクラブの買い換え方だと思います。
初めてドライバーを購入する人には難しいのですが最初から理想的なゴルフクラブを購入できることはほとんどありません。練習場でのレンタルクラブや友人から借りたクラブを良く知りることから始めれば最初から理想的なクラブに近づけるはずです。
フェアウエーウッドの選び方の選び方
フェアウエーウッドはゴルフクラブの中でも特に深く考えていない人が多いと思います。そして練習も他のクラブに比べてしない人も多いと思います。
そしてフェアウエーウッドは多くの人はドライバーと同じメーカー、同じモデルで揃える人がほとんどだと思います。
しかし、同じメーカーにこだわるのは分りますが同じモデルにまで揃えるのはこの、スイングを変えずにクラブで調節するという趣旨から言えば、違うことにになります。
ドライバーの打ち方とまったく同じ打ち方をした場合、ドライバーに比べ、ヘッドが小さく、重量、重心の違いから、同じような方向に飛ぶということはありえません。
そうした選び方をすると、ドライバーのスイングの仕方、フェアウエーウッドのスイングの仕方を打ち分ける必要がでてきます。出来るだけ、ドライバーの打ち方と同じで、まっすぐ飛ぶフェアウエーウッドを選びたいところです。
アイアンとドライバーのスイングの仕方が違うのはその性質上、仕方ありませんが、フェアウェーウッドの場合、どちらかのスイングと同じにしたほうが、余計な練習は必要なくなります。
クラブ2,3本でもこなせるテクニックを持っているのら問題ありませんがクラブによってスイングを変えるのは、非常に難しいことだと思います。
メーカーもこのフェアウエーウッドを全面に押し出していないせいかも知れませんがどのクラブも慎重に選ぶ必要はあると思います。
アイアンの選び方
アイアンに何を求めるか、それは飛距離です。まっすぐ飛ぶのはどのクラブも共通のテーマですが、アイアンでその距離を正確に刻まなければなりません。
当然9Iよりも8Iのほうが距離が伸びなくてはなりません。同じように7Iはさらに伸びなくてはなりません。アイアンの変更は当然ながら距離によって使い分けるからです。
5Iよりも6Iのほうが本来なら飛ばないはずなのですがこのあたりからどちらのほうが飛ぶのかは曖昧になってきてしまうことがほとんどです。ならば5Iはもう必要ないということになります。
無駄なアイアンは必要ありません。的確に刻めるアイアンを探すことが大事です。
まっすぐ飛ばすためだけを考えれば大き目のヘッドが好ましいです。そして見る要点、あなたのスイングにあわせるための道具選びのポイントは下図の通りです。
ウェッジの選び方
ウェッジはクラブ選びでも特に注意したいのはピンポイントに落とせるウェッジです。もちろんパターの次に繊細な距離感が求められるウェッジは微妙な違和感があったら非常に困ります。
ボールが落ちるときにピタ!と止まるバックスピンはウェッジの溝が決めてです。当然溝が少なければバックスピンもかかりにくくなり、転がっていきます。
方向、距離間は当然ながらこの溝にも注目してクラブを選びたいものです。そして素材によってもこのバックスピンは違いを見せます。
主流はメッキ、ノーメッキ、ガンブルーの3種類です。
メッキタイプは見た目も美しく、錆なども目立たなく、メンテナンスが楽なので好んで使っている人も多いと思いますが、ピタ!と止めるという意味では実はノーメッキ、ガンブルータイプのほうがバックスピンがかかりやすくウェッジの性質上、利点が多いのです。
バンカーがどうも上手く行かないという人はソール幅とバンス角に注目して選ぶと違ってきます。
主にボール手前の砂を叩き、砂の爆発力でボールを出すことになります。プロならば状況に合わせて打ち方を変えますが、なかなかそうは出来ません。
それなら砂の爆発力を有効に活用するためにはそれなりのクラブを選ぶ必要があるのです。
ソール幅が広い場合はバンス角が小さめのもの、バンス角が大きければソール幅の狭いものを選ぶと良いとされますが、極端すぎると、こんどはバンカーショット以外のショットが難しくなるので注意が必要です。
パターの選び方
パターはクラブ選びでも結構おろそかになりがちです。振るスピードがドライバーなどに比べ遅く、スイングの修正ができると勝手に判断しているからだと思います。
ただ、パターを打つ際、芝を読むことは当然なのですが、自分の考える強さとボールが転がる距離が一致したものが良いと思います。
もちろんグリーンの角度、芝の向きなどに左右されますが、少なくとも同じスイング、打つ強さの水準を自分で一つ決めることが大事だと思います。そしてそのスイングがイメージどおりになるパターを選ぶことが大切です。
少なくとも平らなコースならまっすぐ向かうパターを選びたいです。目標を決めずに自分のスイングで打ち、自分の体の位置と直角(角度はどこでも良いのですが)に向かうパターを選べば後は芝と距離を読むだけで済みます。
芝と距離を読むことの難しさは十分承知しております。しかし、まずボールが思うほうに転がらなければ話しになりません。自分のパターを打つスイングにあわせたクラブ選びはやはりパターにも必要だと思います。
自分の立ち位置とボールの向かう方向さえ自然に出来れば、カップに近づけるためにプレー中考えることが少なくなります。芝と距離だけを考えられるパターこそが貴方が一番あっているパターとなります。
グリーン上で何打も稼いでしまうほどもったいないことはありません。パターこそ最後に慎重にクラブを選びたいものです。
最後は見た目も大きく変わるヘッドの大きさだと思います。ヘッドが大きいものが主流になってきていますがヘッドが大きければ多少芯をはずしてもその重心の大きさからまっすぐ転がります。
直線面だけを考えれば最大の利点ですが、グリーンは傾斜によってカーブさせることも少なくありません。
ヘッドが大きいために繊細な打ち方が難しくなるというデメリットはあります。
グリップの選び方
ゴルフクラブを探す際、ヘッドのほうばかりに重要視してしまいがちですが、グリップは非常に重要なポイントです。確かに球を打つのはヘッドですが、グリップはそれを人に伝える重要な役目を果たしています。
そしてグリップの寿命が意外にも短いことを知らない人も多いと思います。ゴム製品ですので当然、年月を迎えるごとに固くなります。そしてグリップの役目を果たさなくなってきます。当然固くなれば滑りやすくもなります。一般的に2年が消費期限だと言われています。
ショットが上手くいかない理由にこのグリップが問題の場合だって十分に考えられます。
糸が練りこんでいるコードグリップ、ゴムのみでできているラバーグリップのどちらを選ぶかにも慎重に検討する必要があります。
通常、ラバーグリップのほうがやわらかく、手になじみ、吸い付くような感覚になります。しかし欠点として手に汗などかいている場合、滑りやすくなってしまいますので体質によっても使い分ける必要があります。
グリップ交換は簡単そうに見えますがセンター出しなどかなり繊細な作業です。それだけこのグリップがクラブにおける重要ポイントだからと考えることもできます。
今一度自分のクラブのグリップを見つめなおしてみてください。「